「地元から世界へ」――中卒から年商20億円企業へ。チャンプグループ代表・富島純一が語る“挑戦”の20年

「地元から世界へ」――中卒から年商20億円企業へ。チャンプグループ代表・富島純一が語る“挑戦”の20年

茨城・土浦発。逆境から生まれた“挑戦を続ける経営”
学歴も、肩書きも、最初から与えられていたわけではない。
それでも茨城・土浦の地から事業を起こし、いまや複数の会社を率いる存在となったチャンプグループ代表・富島純一。
なぜ、成長の先にあえて「次の挑戦」を選び続けるのか。
その答えは、これまでの歩みと、経営の判断の一つひとつの中にあった。

起業の原点は「就職できなかったから」

――チャンプグループの事業内容について教えてください。

富島: 茨城県土浦市を拠点に、複数の会社を経営しています。自動車販売の「有限会社オートチャンプ」をはじめ、レッカーやロードサービスを行う「株式会社ity」、精神疾患を持つ方の就労支援を行う「株式会社ありがとう」などがあります。整備・物流・農業など多角的に展開しています。

――どういった経緯で起業されたのでしょうか?

富島: 就職先がなかったんです。中卒で学歴も資格もなかったので、日雇いの土木や塗装の現場で働いていました。でも日給6,000円じゃ先も見えないし、「自分で仕事を作るしかない」と思って会社を立ち上げました。「何もわからないところからのスタートだった」

――最初はどんな苦労がありましたか?

富島: 全部ですね。何から始めればいいか分からない。特に車の仕入れができなくて、親の知り合いをたどって地元の車屋さんに頼んでオークションに連れて行ってもらいました。IDを取得するのに1年かかりましたよ。

――車を仕入れるためにお金が必要だったと思うのですが、資金はどうされたんですか?

富島: 有限会社には当時300万円必要で、自分の貯金と先輩から借りたお金をかき集めてなんとか作りました。後で全額返しましたけど、当時は本当にギリギリでした。

自分のためだけだった経営から、仲間のための経営へ

――会社は順調に成長していったんですね。

富島: 売上は少しずつ上がって、25歳の頃には「車、意外と売れるな」と調子に乗ってました。でも、それが全部“自分のための経営”で。飲んで遊んで自由だけど、どこか心が乾いてたんです。

――そこから意識が変わった?

富島: はい。地元の経営者団体に入ったことがきっかけで、自分よりすごい社長たちに出会って、「自分はまだまだだ」と思いました。そこからは、“人のために経営する”という意識に変わっていきました。

挑戦を止めない経営姿勢

――チャンプグループの強みはなんでしょうか?

富島: 「毎年、必ず何かに挑戦していること」ですね。たとえば今はAIの勉強会を社内でやっていたり、日本で1社しかできない錆取り技術を導入しようとしています。

次は海外へ。ウズベキスタンとジョージアを狙う理由

 

――これからの経営目標があれば教えて下さい

富島: 今はウズベキスタンやジョージアを視野に入れています。東南アジアはすでに日本企業が多いので、誰も手をつけていないエリアで、自分の経営がどこまで通用するのか試してみたいんです。

 

――茨城から世界へ!ワクワクしますね。言語や文化の違いへの不安はありませんか?

富島: 正直、英語も話せません(笑)。でも、それでいいと思ってます。日本語しかしゃべれない自分が、どこまでいけるか。新しい挑戦として、楽しみの方が大きいですね。

公平性と整合性を重視する経営哲学

――会社経営で大切にしていることはなんでしょうか?

富島: 「公平性」と「整合性」です。社員が増えた今こそ、一時の感情や気分で判断しないことを徹底しています。筋の通った判断が信頼につながると信じています。

 

――働くうえでのルールはありますか?

富島: 「できません」「やりたくありません」はうちの禁止ワードです。お客様に対しても社員に対しても、できる限り応える。それが信頼を築く一番の方法だと思っています。

 

「1,000人で作る会社」を目指して

――今後の目標を教えてください。

富島: チャンプグループ全体で1,000人の組織を作ることです。100人のときは「まず数を増やす」が目的でしたが、1,000人では“みんなで夢を描く”ような形にしたいと思っています。

 

地元・土浦にこだわり続ける理由

――なぜ土浦という地にこだわってきたのですか?

富島: 地元で成功できない人が、東京や海外で成功できるわけがないと思っているからです。まずは10年間、地元以外では一切ビジネスをしないと決めて徹底しました。だからこそ「土浦から世界へ」という言葉には、僕なりの重みがあります。

 

茨城の魅力と課題

――茨城の魅力とは何だと思いますか?

富島: “人が濃い”ことです。逃げられない人間関係があるからこそ、信頼も生まれる。逆にそれに慣れすぎるとチャレンジする力が鈍るのが課題ですね。

――そうした中で、どんな地域づくりを目指していますか?

富島: 「チャンプグループが関わるところは、いつも元気だよね」と言われるような存在でいたいです。イベントでも、まちづくりでも、いつの間にかうちが関わっているような。そういう“ブランド”を築きたいです。

 

経営者として、親として、大人として

――経営以外で日々大切にしていることはなんでしょうか?

富島: 勉強です。子どもの頃に感じた疑問を、大人になった今の自分がちゃんと答えられるようになりたい。子どもに「勉強しろ」と言うなら、自分がやってなきゃダメでしょ?って思ってます。

――影響を受けた人物はいますか?

富島: 栃木県に住んでいる師匠・鈴木みのさんですね。倫理法人会やアドラー心理学を学ばせてもらいました。あとは戦国武将、特に坂本龍馬。あの“脱藩”の覚悟には強く影響を受けました。

独立・起業を目指す人たちへ

――経営をしていて、一番嬉しかった瞬間はどんなときでしょうか?

富島: 「富島さんに会って人生変わりました」と言われたときですね。自分の人生よりも、人の人生を変える瞬間に立ち会えることが、一番のやりがいです。

 

――これから独立や起業を考える人たちへアドバイスをお願いします。

富島: やるならすぐやればいいし、やらないならやらないってはっきり決めたほうがいい。怖いなら無理にやらなくていい。でも、やるなら“人を雇う覚悟”を持ってほしい。それが本当の経営だと思っています。

茨城で頑張るすべての人へ

――最後に、茨城で頑張る若い人たちにメッセージをお願いします。

富島: 自分に誇りを持って、地元に誇りを持てるようになってほしい。会社も社長も地域もすべてが“ブランド”だと思えるような社会を作っていけたら、みんなが幸せになれるはず。茨城を一緒にもっと面白くしていきましょう。

 

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会社情報

会社名
champ group
代表者名
富島純一

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